00 — Overview
4本の役割は「探す・入る・選ぶ・眺める」
主役は Signals です。Scanner で候補を見張り、Signals の指示で入って出る。金や株価指数を触るときだけ Picker、Rotation は参考に眺めるだけ。
00+ — Account
注文先の口座を先に用意する
インジは TradingView で動きますが、注文は Variational Omni(オンチェーンの無期限先物取引所)で行います。国内の取引所とは別に、次の3つが必要です。
- 暗号資産ウォレットを用意する
MetaMask などのブラウザ/スマホ用ウォレット。秘密のフレーズ(12〜24語)は紙に書いて保管し、誰にも教えません。
- ウォレットに USDC を入れる
証拠金は USDC です。対応しているネットワークは Variational の公式ヘルプで確認してから送金します。違うネットワークに送ると戻せないことがあります。
- Omni にウォレットを接続して入金
omni.variational.io でウォレットを接続し、USDC を入金します。まずは少額で試してください。
米国・カナダ・台湾等の居住者は利用できません。手順や画面は更新されることがあるため、迷ったら Variational の公式ヘルプを見てください。
01 — Setup
最初の設定は5分・1回だけ
初回の設定は PC(ブラウザ版 TradingView)がおすすめです。チャート左上のインジ名にカーソルを合わせ、歯車(設定)→「パラメーター」。スマホアプリでは、インジ名をタップ → 歯車。★ の付いた項目だけ自分に合わせれば、あとは既定のままで使えます。
- 時間足を「4時間」にする
▲▼は4時間足以上でだけ出ます。短い足では「4時間足未満のため ▲▼ を出しません」と表示され、▲▼の通知も出ません(点火の通知だけは届きます)。
- 銘柄は Binance の USDT 建て・検証済みの22銘柄から
例
BINANCE:SOLUSDT。Binance の価格で計算し、注文は Omni の同じ銘柄(SOL-PERP)で行います。使える銘柄は下の一覧です(BTC・ETH は検証の対象外)。 - 運用資金と1回のリスクを入れる
パネルの「建玉の目安」が、この2つと損切り幅から自動で計算されます。
| ★運用資金 (USDC) | 1000 | Variational に入れている USDC。実額に合わせる。 |
| ★1回のリスク (資金の%) | 0.5 | 損切りに当たったときの損失。資金 1,000 USDC なら 5 USDC。初めは 0.5% のまま。 |
| ★方向 | ショートのみ | 検証で成績が安定したのが下落側だったため。上昇も取りたいときは「両方向」。 |
| ★出方 | 勝率重視 | 早めに一部利確して建値へ。バランス/PF重視は大きく伸ばす代わりに勝率が下がる。 |
| ★プリセット | 標準 | ▲▼の出やすさ。保守=少なく厳選、積極=多め。迷ったら標準。 |
| パネル | かんたん | 慣れたら「標準」にすると、往復コストや過去の成績も表示。 |
| 文字を大きく | OFF | スマホで読みにくいときに ON。 |
既定は「ショートのみ」です。上昇局面では▲が出ません。故障ではないので、ロングも受けたいときだけ「★ 方向」を「両方向」に変えてください。Scanner も同じ既定です。
コスト関係の設定(⑦)は触らなくて大丈夫です。既定の往復コストは検証と同じ条件になっています。
02 — Signals
パネルは上から5行を読むだけ
チャート右上の「かんたん」パネルが、いまの状態と次にやることを指示します。下の切り替えで、場面ごとの表示を確かめられます。文言はパネルの実際の表示どおりです。
| VAR Signals [標準・ショートのみ・勝率重視] 4時間足 | 68.2 |
| 1⚠ 準備段階(中)— まだ入らない | |
| 2▼S が出るまで待つ。 ・出た足の終値で Variational Omni に入る ・赤いだけでは入らない | |
| 3損切り / 建値 | 次の▲▼: 損切り幅 約3.1% |
| 4建玉の目安(資金 1,000 USDC × 0.5%) | 1.2903 SOL(約 161 USDC・資金の 0.2倍) |
| 5実行先 Variational Omni(SOL-PERP) | |
| PR:紹介リンクを含みます。非公式ツール。… | |
| ▶ https://omni.variational.io | 使い方 … | |
この場面では:何もしない。▼S が出るまで待ちます。
- 1状態
「平常」「⚠ 準備段階(中)」「🔥 点火中(強)」は動く準備の度合いで、方向は示しません。赤くなっても入らず、入るのは ▲L/▼S が出たときだけ。
- 2次にやること
この行の指示どおりに動けば十分です。見送りの理由(4時間足未満・ボラが高い・コスト超え・リスト外)もここに出ます。
- 3損切り / 建値
待機中は次のシグナルの損切り幅、保有中は損切りライン。保有中はこの価格を Omni の TP/SL に入れます。
- 4建玉の目安
この数量なら、損切りに当たっても損失は「資金 × 1回のリスク%」。黄色で「資金の3倍超」と出たら数量を減らします。
- 5実行先
Omni で検索する銘柄名(例 SOL-PERP)。
チャート上の記号
確定足で出る買いのシグナル。その足の終値付近で入る。
確定足で出る売りのシグナル。損切りは上の赤線。
損切り → 建値へ移動 → 利益方向に追随。動いたら Omni の損切り価格も直す。
手仕舞いと結果。「追随(分割)」のように終わり方も出る。−1R は想定どおりの損切り。
点火スコア 0〜100。灰 → 橙 → 赤で準備が進む。棒だけでは入らない。
パネルと通知に出る言葉
- 建値(たてね)
- 自分が入った値段。「【VAR 建値】」の通知は、損切りを入った値段まで動かした合図(ここからは負けにくい)。
- 追随(ついずい)
- 値が有利に動くたびに、損切りを後ろから付いていかせること。利益を残しながら伸ばす。
- 分割利確
- 利益が出たところで建玉の約2/3を先に決済すること。既定の「勝率重視」で使われる。
- R(アール)
- 結果を「損切り幅の何倍か」で表した単位。+1.4R は損切り幅の1.4倍の利益、−1R は想定どおりの損切り。
- ATR
- 最近の1本あたりの平均的な値幅。損切り幅を相場の荒さに合わせて決めるのに使う(標準パネルで表示)。
- Perp(パーペチュアル)
- 期限のない先物。少ない証拠金で売りからも入れる。Omni の SOL-PERP など。
▲▼は足が確定してから出ます。足の途中で出たり消えたりしません。4時間足の確定時刻(日本時間・Binance)は次の6回です。
03 — Alerts
アラートは1本。あとはスマホが知らせる
チャートを開くのは、通知が来たときだけで足ります。
先に ★ の設定を済ませてから作ります。アラートは作った時点の設定を覚えるので、あとで ★運用資金などを変えたら、アラートを削除して作り直してください。
- 01チャート上部の「アラート」→「作成」
Signals を入れたチャート(銘柄・4時間足)で行います。Signals のアラートは、このチャートの銘柄だけが対象です。複数の銘柄を見張るなら銘柄ごとに作るか、Scanner に1本作ります。
- 02条件に「VAR Signals」→「Any alert() function call」
その銘柄の ▲▼・分割利確・建値/追随・手仕舞い・時間切れ予告がすべて届きます。表示言語によって表記が少し違うことがあるので、alert() と書かれた項目を選びます。有効期限の欄があれば、いちばん長く設定します。
- 03通知で「アプリ通知」をON →「作成」
スマホの TradingView アプリにログインしておくと、プッシュ通知で届きます。
届く通知の種類
【VAR ▼ショート】入る値段・損切り・数量の目安。Omni で注文する【VAR 分割利確】建玉の約2/3を決済し、損切りを入った値段に直す(TP を入れていれば自動で決済済み)【VAR 建値】【VAR 追随】Omni の損切り価格を、通知の値に直す【VAR 手仕舞い】Omni で決済済みか確認。未決済なら成行で閉じる。時間切れのときは成行で閉じる【VAR 点火】「まだ入らない」。見るだけでよい
無料プランはアラートの本数に上限があります(上限は TradingView の料金ページで確認してください)。本数を節約したいときは、Signals の代わりに Scanner に1本だけ作れば8銘柄分が1通にまとまります。
入る値段 124.80|損切り 128.68|数量の目安 1.2903 SOL(約 161 USDC・資金の 0.2倍)
見送り: 入る値段から ±0.97 以上ずれていたら入らない
利確(約2/3): 121.70 で 0.8645 SOL を決済(Omni の TP に入れる)
出方: 勝率重視|最長 24本(約4日)|実行先 Variational Omni(SOL-PERP)
追随(分割) 12.41(+1.4R)。Omni で決済済みか確認(未決済なら成行で閉じる)
04 — Execute
通知が来たら、Omni でこの5手順
- 01通知の「見送り」の幅を見る
いまの価格が、入る値段から通知に書かれた ± の幅以上ずれていたら、その回は見送ります(計算は不要。損切り幅の1/4です)。範囲内なら成行(マーケット)注文で入ります。
- 02Omni で銘柄を選ぶ
通知の「実行先」の名前(SOL-PERP など)で検索します。
- 03方向・レバレッジ・数量を入れる
▲=ロング、▼=ショート。マージンは isolated(分離)、レバレッジは2倍に設定。数量の欄には通知の数量(例 1.2903 SOL)をそのまま入れます。USDC 建ての欄なら「約161」の数字です。証拠金に 161 を入れるのではありません。発注前に表示される清算価格が、損切り価格より遠いことを確認します。
- 04TP/SL を入れて発注
SL に通知の「損切り」の価格。既定の「勝率重視」では、TP に通知の「利確(約2/3)」の価格と数量も入れます。部分的な TP が入れられない場合は、【VAR 分割利確】の通知が来たときに約2/3を手動で決済します。
- 05建値・追随の通知で損切りを直し、手仕舞いの通知で確認する
損切り・建値・追随で終わったときは、Omni の SL で決済済みのことが多いので確認だけ。未決済なら成行で閉じます。時間切れ(既定24本=約4日)のときは成行で閉じます。保有中に新しい ▲▼ は出ません。
通知の「見送り」の幅以上ずれていたら入らない。追いかけて入らない。
建玉は資金の3倍以内。パネルに「資金の3倍超」と出たら数量を減らす。
同時に持つのは3銘柄まで(検証の前提)。Scanner で次々に通知が来ても4つ目は見送る。
含み損のポジションに証拠金を足す・ナンピンする・損切りを遠ざける回数。
画面の名称やボタンの位置は更新されることがあります。迷ったら Variational の公式ヘルプを見てください。
05 — Scanner
8銘柄を、アラート1本で見張る
設定の「監視リスト」の8銘柄+いま開いている銘柄を1つの表にまとめます。既定は SOL・XRP・DOGE・ADA・AVAX・LINK・DOT・NEAR(Binance USDT)。
画面例 — VAR Scanner 4時間足 [標準・ショートのみ]
| 銘柄 | 点火 | 1日分 | 層 | いまの状態 |
|---|---|---|---|---|
| SOLUSDT | 🔥82 | −3.4% | A | ▲▼待ち(出たら1通で通知) |
| LINKUSDT | ⚠68 | +1.2% | A | ▲▼待ち(出たら1通で通知) |
| DOGEUSDT | 47 | +0.5% | A | ボラ高・見送り(上位20%) |
| XRPUSDT | 31 | −0.8% | A | 待機 |
| BTCUSDT ◀ | 29 | +0.1% | C | 表示のみ(注文対象外) |
0〜100 の「動く準備」スコア。⚠65 以上、🔥75 以上で色が付きます(標準)。方向は示しません。
A=検証済みの22銘柄で、▲▼と通知の対象。B(金・株価指数など)と C(その他)は表示のみ。
「▲▼待ち」「▼ 保有中 損切り…」「ボラ高・見送り」「計算中(履歴不足)」など。保有中は上に並びます。
使い方
- 4時間足のチャートに Scanner を入れ、★運用資金・★1回のリスクを入れる
Scanner にも同じ ★ 設定があります。Signals と同じ値にしてください。チャートは24時間動く銘柄(BINANCE:BTCUSDT など)にすると通知が止まりません(BTC 自体は表示のみ)。
- アラートを「VAR Scanner」→「Any alert() function call」で1本作る
監視銘柄のどれかで ▲▼・手仕舞い・損切り移動があれば、足の確定時に1通で届きます。
- ▲▼が来たら、その銘柄のチャートで Signals を確認して注文
手順は 04 と同じです。
Scanner の通知の例
Scanner の通知には「見送り」の幅と利確価格が載りません。▲▼が来たら、その銘柄のチャートに Signals を入れて確認するか、損切り幅の1/4以上ずれていたら見送ります。
Signals と Scanner の両方にアラートを作ると、同じシグナルで通知が2通来ます。故障ではありません。監視銘柄を変えるときは「監視リスト」をカンマ区切りで書き換えます(最大8銘柄)。
06 — Picker
金や株価指数は、Swap と Perp のどちらで?
Variational では XAU(金)や US500 などを2種類の商品で建てられます。Picker は保有日数と週末をまたぐかで、どちらが向くかを判定します。いつ売買するかは示しません。Funding(資金調達率)は、建玉を持っている間に買い手と売り手の間でやり取りされる手数料のようなものです。
US500-SWAP
- 取引時間平日(週末・休日は閉場)
- マージンisolated のみ
- 資金調達1日1回 17:00 ET
- 向く使い方数日以上の保有
US500-PERP
- 取引時間24時間・週末も
- マージンcross も可
- 資金調達Perp の Funding
- 向く使い方1日未満・週末またぎ
| VAR Instrument Picker US500 |
| Swap US500-SWAP: 取引中(閉場 10/21 17:00 ET(10/22 06:00 JST)) |
| 判定: Swap |
| 理由: Swap+2: 保有3日→Funding安定/Perp+1: 週末またぎ(Swapは閉場・3倍Funding)/ |
| 次にやること: 建てるなら Omni の Swaps タブの US500-SWAP が向いています(isolated・TP/SL を同時に入れる。売買のタイミングは示しません) |
| Perp US500: 24/7・cross可・週末はindex固定 |
- 「★ 原資産」を選ぶ
XAU、US500、US100、USOIL など。自動判定もできますが、迷ったら手で選びます。
- 「★ 想定保有日数」と「★ 方向」を入れる
3日以上なら Swap、1日未満なら Perp に傾きます。週末をまたぐと Perp に1点。
- 「判定」と「次にやること」を読む
理由の行にどちらに何点入ったかが出ます。時刻は ET と JST を併記。
Swap の資金調達は約3倍になる日があります。週末・休日分がまとめて付くためで、金属・為替は水曜、指数・商品は金曜です。Picker がその日を警告します。
07 — Rotation
資産クラスの強弱を眺める
株価指数・貴金属・エネルギー・暗号資産の代表8銘柄で、どれが相対的に強いかを順位にします。RWA(金・指数など)では検証が済んでいないため、既定では ▲▼ も通知も出しません。アラートは作らないでください。
画面例 — RS20(σ=ボラ正規化・前足終値基準)8銘柄平均との差
過去20本・60本の値動きを、各銘柄の普段の値幅で割って比べた強さ。+が平均より強い。
値動きの大きい暗号資産がいつも上位に来ないように揃えています。OFF で素の騰落率。
8銘柄以外のチャートに入れると赤い警告が出ます。ES1!・GC1! などに入れてください。
08 — Troubleshooting
困ったとき
▲▼がまったく出ない
① 時間足が4時間以上か ② ★方向が「ショートのみ」なので上昇局面では出ない(両方向に変更可)③ パネルの「次にやること」に見送りの理由が出ていないか、の順に確認してください。▲▼は条件がそろったときだけ出るので、数日出ないのは普通です。
計算中(データを蓄積しています) のまま
その銘柄は過去の足が足りません(4時間足で約8か月分が必要)。待っても解消しないので、層Aの22銘柄の別の銘柄を使ってください。
ボラ上位20%(過去500本)のため見送り中
値動きが過去500本の上位20%に入る荒い局面です。検証でこの局面は成績が悪かったため、落ち着くまで▲▼を出しません。設定は変えずに待つか、別の銘柄を見てください。Scanner では「ボラ高・見送り」。
4時間足未満のため ▲▼ を出しません と出る
画面上部の時間足を「4時間」にしてください。Scanner では「4時間足以上で ▲▼ を監視」と表示されます。短い足では▲▼の通知は出ません(点火の通知だけ届きます)。
上場リスト外(検証対象外) と出る
Variational の上場リストにないか、検証の対象外の銘柄です。BINANCE:SOLUSDT のような Binance USDT 建ての層A銘柄に切り替えてください。
往復コストが目標値幅に対して大きすぎます
値幅に比べて取引コストが重い局面です。気配幅の薄い銘柄か、値動きが大きくなるのを待ちます。
設定を変えたのに、通知の数量が変わらない
アラートは作った時点の設定を覚えています。アラートを削除して作り直してください。
同じシグナルの通知が2通来る
Signals と Scanner の両方にアラートを作っているためです。どちらか一方にしてください。
パネルが見づらい/スマホで小さい
設定の「文字を大きく」を ON。Scanner は「表の位置」で四隅に移動できます。
09 — Routine
毎日の流れ
準備
- Signals を層Aの4時間足に入れた
- ★運用資金・★1回のリスクを入れた
- Scanner か Signals にアラートを1本
- スマホのアプリで通知 ON
確認
- 通知がなければ何もしない
- 保有中なら損切り価格が Omni と一致
- 週末をまたぐ Swap は Picker の警告
注文
- 通知の「見送り」の幅の内側か
- isolated・レバ2倍・数量は通知どおり
- SL に損切り、TP に利確(約2/3)
- 同時に持つのは3銘柄まで
管理
- 分割利確 → 約2/3を決済・損切りを入った値段へ
- 建値・追随 → 損切り価格を直す
- 手仕舞い → 決済済みか確認
- 結果(±R)をメモする